AutoCAD 2019 リリース

毎年恒例のバージョンアップでございます。
今年のバージョンは、これまでで一番流動的な状態になり、このバージョンからなんと、ソリューション製品が実質消滅してツールセットという形で、AutoCAD の拡張機能として提供され、ユーザは選択して利用できるようになりました。

AutoCAD とソリューション製品の価格がおなじになって実質的にAutoCAD or ソリューション製品という選択を価格差で切り分ける必要はなくなっていたわけですが、ツールセット化によってより柔軟に機能を選択できるようになった形になります。

Raster Design とかは、日本だと知名度ほぼ0なので知らない人も多いと思いますが、イメージ編集 on CAD といった感じで使えるもので、古い紙図面をスキャンして新しい設計を上書きして描くみたいな仕事では結構使えますので、毎年約20万/Lic の ACAD 維持できるセレブな方々は、試してみると良いと思います。

CAD 本体の機能強化自体は多くないですが、新しく搭載された図面比較の機能は、AutoCAD Architecture や IJCAD の拡張ツールに搭載されているものよりも、若干手軽さが上がっている機能のようです。

また、UI 回りではアイコンのデザインが今風のフラットかつシンプルなデザインに一新されているので、メニュアル系作り直さないといけないから死ねばいいのにとか思いつつも、まぁこっちのほうが良いよねっていう印象としては良い感じです。
2017 から引き続いて4Kなどの高解像度ディスプレイ対応も進んでいるのでセレブな環境でのストレスフリーな作業環境の対応も進んでますね。

ちなみに AutoCAD LT はとうとう 2019 というバージョン表記もない状態になりましたが、特段目につくような新機能もないのでもうそろそろ終了しても良くね?とか思います。

ということで、高機能・高性能・高価な デスク製品と、そこそこ高機能・そこそこ高性能・そこそこ安価な互換CAD との2極化がますます進みそうで、中間層の CAD はざして死ぬよりほかない感じで死んでいく感じかなという流れになりますね。


元ネタ記事:Autodesk

2018-03-23

AutoCAD DWG

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DWG系 CAD チョットワカル。 CAD歴は AutoCAD R13~, IntelliCAD系 4~(BricsCAD含む), AresCAD (PowerCAD時代から),その他 JW_CAD とか国産CAD系諸々。 ブログではCADとCGに関する情報で気になったものをメモ的に取り上げます。 wiki.gz-labs.net / 書籍 / GizmoTools /twitter

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