DWG互換CAD の 新バージョンメモ:IJCAD 2020、BricsCAD V21

より新しい記事はこちら >> https://gizmolabs.blogspot.com/2021/10/dwgcad-ijcad-2021bricscad-v22.html  

 

今年バージョンがリリースされたので出たので 2020年11月時点での IJCAD と BricsCAD の新バージョンについてまとめときます。

前 ver から機能面の強化内容をざっくりまとめると以下のようになるかと思います。

IJCAD 2020(2020年2月リリース)
  • 画層管理がダイアログからパレットに。(常時表示可能に)
  • クイックプロパティに対応。
  • 高解像度に若干対応(中途なので見切れるダイアログがちょいちょいある。)
  • VisualStudio が 2017 ベース、.NET が 4.8 ベースに。
  • 細かすぎて伝わらない系の改修が若干。
  • 3D は前バージョンと大差なし。
  • パフォーマンスは前バージョンから特筆すべき差はなし。

BricsCAD V21(2020年11月リリース)
  • グレード構成が変わって汎用2グレード&業種別&全部入りの製品構成に。
    • Classic → Lite になった。 ($560, ¥69,000)
    • Pro → Platinum の機能が含まれた状態になった。 ($960, ¥95,000)
    • Platinum → Pro に吸収されなくなった。
    • BIM は変わらず。 ($1800, \205000)
    • Mechanical も変わらず。 ($1700, \195000)
      * 金額は買切ライセンス&税抜
  • 細かすぎて伝わらない系の改修がしこたま。(パフォーマンスUPやデータ軽量化の改良も結構手がはいってる。)
  • リボンメニューはやっと普通に使って違和感をあまり感じない Lv になってるかな。
  • 3D はソリューション系の機能が引き続き強化&追加中という感じ。
    (BIM はまだ ArchiCAD や Revit レベルにはまだ届いてない。MechanicalはACM互換を考えなければ結構使えるレベルだと思われます。)
 
IJCAD は、パフォーマンスが若干落ちてますが ACAD 互換部分で未対応だった点に対応したので、ACAD との差異がより少なくなってます。

BricsCAD は US の場合、若干お高かったバージョンアップ価格が 35%から25%と 他のソフトと同程度に合わせてきたようです。また、グレード構成に見直しにより、ドルの定価ベースでは基本的には同じ機能を使うなら少し安くなったといえますが、現時点では単純なドル円換算じゃないのか日本円だと変わってないみたいですね。

その他、傾向は IJCAD=ACAD追従型、BricsCAD=独自進化型で特に大きな変化はないので去年の記事も見るといいかも。

元ネタ:IJCADBricsys

2020-10-28

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DWG系 CAD チョットワカル。 CAD歴は AutoCAD R13~, IntelliCAD系 4~(BricsCAD含む), AresCAD (PowerCAD時代から),その他 JW_CAD とか国産CAD系諸々。 ブログではCADとCGに関する情報で気になったものをメモ的に取り上げます。 wiki.gz-labs.net / 書籍 / GizmoTools /twitter

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