今回のバージョンアップは、ここ3、4バージョン中で最もわかりやすい改良がいっぱい行われた内容になっています。
LT グレードだと機能強化が少なめではありますが、ウケが良さそうな内容を抜粋すると、
- 2018 形式の DWG/DXF 対応。
- デフォルトプリンタのドライバ追加。
- オートコンプリートのコマンドライン対応。
- 印刷スタイル適用の表示。
- 編集プレビュー。 ← ハッチング掛けが快適になるね
- 配列オブジェクト対応。
- DWG変換。
- SXF(.P21/.SFC) の IN/OUT。← Civil の機能がドロップアウト
- 表作成で、エクセルやCSVから取り込み可能に。← リンクはしないけど。
- 面積表。 ← フィールド使った面積表が作りやすい!
- 選択オブジェクトの追加に対応。
- スクリプトジェネレータ。 ← DXF一括変換はこれで作りやすくなるね。
- 断⾯オブジェクトとライブ断⾯表⽰ ← 3D 関連も手が入りはじめた。
価格構成は前バージョンと変わらず。
選択オブジェクトの追加は、拙作の GizmoTools ですでに似たようなものを実装していますが、まぁ標準で使えるようになってよかったと言えるでしょう。うちも透過性のプロパティ対応考えなきゃだわ。
その他にもありますので、詳しくは、バージョンアップ概要の資料をみると良いかと思います。
ちなみにオイラ絡みのコンテンツは
- GizmoTools : IJCAD2018 対応版は、ざっくり動くことは確認できているので数日中にアップします。
- 基礎から覚える IJCAD ハンドブック :基本的な操作は変わってないので9割方はそのまま流用出来ます。配列コマンドは変わっちゃったので、その部分は ARRAYCLASSIC と読み替えてもらう必要がありますが、ぶっちゃけ新しい ARRAY のほうが便利なのでそっちを使う形で覚えたほうが楽だと思います。
- ハンドブックの 2018 対応版は今のところ紙本もE本も作らない予定。
このバージョンで、2次元系で互換的に対応できてない仕組みを伴う大きな機能としては、拘束関連とデータベース接続絡みの機能くらいになるかと思いますので、AutoCAD がサブスになって維持やバージョンアップができない人は移行しちゃえばいいと思います。
元ネタ記事:IJCAD.JP