AutoCAD が完全クラウドライセンス化へ

コロナ絡みで世界的に混乱している最中、様々なソフトメーカが在宅作業向けのライセンス開放を期限付きで行ってたりしますが、Autodesk さんが 2020 年 5 月 7 日から、ユーザ単位管理プランへの移行を開始しはじめるのは延期したりしなさそうなので memo的に記事にしときます。

ユーザ単位管理プランへの移行ってなんぞ? っていうのをざっくりまとめると、ライセンスは企業にしても個人にしても一個人に割当して管理するよ(そして古いライセンスの仕組みは完全に止めるので更新も受け付けんわ!)。っていう話でこれによりいわゆる(既存の)ネットワーク版も無くなるので、一部のというか主に企業でネットワーク版使ってる所は、同じ仕組みでは維持できなくなることになるため、場合によってはかなりランニングコストが増える事になります。

シングルライセンスよりちょこっと高いけど、複数人で共有するような使い方のできる個人・小規模企業に便利だったマルチユーザーサブスクリプションも 2020年8月6日までで終了し、現在契約中のマルチユーザーサブスクリプションからの更新は 2021年8月6日までで終了となるので、約2年後の 2022年8月5日で完全に古いライセンスの仕組みで動いているものはなくなる事になります。
(AutoCAD 2000 とか、シリアルとライセンスキーがセットついてきていたバージョンのものは、この件に影響なくインストール出来なくもないですけどね。使えるかどうかはともかく。(^^; )

ユーザ単位管理プラン自体はネットワーク版ユーザの場合、自前でサーバー用意しなくて良くなるので楽な面もあるにはあるのですが、セキュリティ的絶対無理!っていう企業さんもあると思いますので、金額面に加えてセキュアな環境の保持出来ているのか?みたいな点が自前で判断できない企業にはある意味厳しい選択を迫ることになります。

既にライセンスのサブスのみ化により、2018 以前の古いバージョンは一掃される流れになっていますが、その流れをより強固に勧めていくことになるので、移行先として有望な互換CAD 界隈はなんだかんだで移行需要の刈り取りで 1,2年はシェアが伸びそうですね。

元ネタ記事:autodesk

2020-04-13

AutoCAD

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DWG系 CAD チョットワカル。 CAD歴は AutoCAD R13~, IntelliCAD系 4~(BricsCAD含む), AresCAD (PowerCAD時代から),その他 JW_CAD とか国産CAD系諸々。 ブログではCADとCGに関する情報で気になったものをメモ的に取り上げます。 wiki.gz-labs.net / 書籍 / GizmoTools /twitter

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