更新点のハイライト
- キャンパス外領域のポイントにスナップ可能に。
- GeoTIFFメタデータのサポート( 埋め込まれた GeoTIFF が使用・保持可能に )
- メタデータビューアとエディタの改善多数。
- ファイル形式のサポート改善:HEIF, PSP, TIFF, JPEG, PNG, PDF, DDS, BMP, PSD
- 「ネガ暗室」で写真のネガのスキャンからの拡大プリントシミュレートに対応。
- RAW画像のインポートでdarktable3.6以降を処理できるように。
- カビル語の翻訳。
“Wilber the geographer” by Aryeom, Creative Commons by-sa 4.0 - GIMP 2.10.24 gets GeoTIFF support
ファイルフォーマットの改善について、対象が多そうなフォーマットを見ると
- TIFF は、複数ページのファイルを処理する際について改善多数で、2bit または4bit のTIFFや一部の種類の不適合 TIFFファイルを開く時のエッジケースについても対応多数。
- PNG は、糞ソフトウェアが添加する不要なメタデータを無視するようになって、これが原因で出ていた不要なメッセージがでなくなった。
- JPEG は、一部のメタデータの保存に失敗した場合に警告が出るようになった。
- BMP は、24ビットカラー以上のビット深度なファイルも開けるように。さらに、ヘッダーに誤った圧縮が記載されている一部の不適合 BMP をレスキューできるようになった。
- PDF は、インポートで、レイヤーの順序を逆にするオプションが追加され、フラクショナルDPIインポートがサポートされるようになった。
見逃してましたが、先行している開発版の GIMP 2.99.4 の方では、
- 日本語と韓国語に適合したフォントサムネイル表示
とかいう、割と日本人ユーザにクリティカルな改善が含まれていたりするので、早く安定版 Ver3 来ないかなと思ったりします。
元ネタ記事:GIMP