今年版が出たようです。
強化点の要約は以下の通り
- Trace : 図面確認フィードバック向けの機能。元図面ファイルを壊さずにチェックできる。20年前の DWF で見た夢を今風に焼き直ししましたみたいな感じ。
- Count:図面内のブロックとかの数を勝手に数えてくれる機能。データ書き出しを現ファイル限定にして簡単にしたやつと言ったら良いかな。
- ShareとAutodeskDocsにプッシュ: 共有と Autodesk Docs 使えよっていう圧力。
- フローティングウィンドウ:図面ファイルをフローティングウィンドウ表示可能に。並べて表示がブラウザっぽく使えるようになりますね。
- パフォーマンスアップ: 印刷と3D表示が早くなったらしいです。どの程度なのかは触らんとわからんですが、印刷に関してはバックグラウンドで実行しちゃえばあまり気にする必要はない状態なので、大規模図面で恩恵あるかなって感じです。なお、2D のパフォーマンスについては、これまでと同様にシングルスレッド性能が重要だと思われます。
ということで、おおむね既存機能の強化・焼き直しによる使い勝手の向上っていう感じになるかと思います。ファイルフォーマットは 2018形式で変わらず。
基本の動作環境は、
- OS : Win10 64bit
- RAM:8GB以上
- CPU:2.5〜2.9GHz
- GPU:1 GB GPU、29 GB/s 帯域幅、DirectX11準拠
- 解像度:HD 以上
ってことで、Windows 8.x は対象外になりました。
GPU の要求性能も上がってるので、ノートPC の内蔵 GPU だと HD Graphics 510 くらいが下限になるかと思いますので、時期的には 2016年に発売されたハイスペックめのノートPC なら動くよっていう感じでしょうかね。
あと Mac版も同時に出てますが、M1マックでは、Rosetta 2 での対応のようなのでネイティブなパフォーマンスの恩恵を受けられはしなさそうなので、淡い期待をしていた方はご愁傷様ですが、動くということなので良いと思います。
細かな情報はまだ出てないのと当面弄る時間がないので、暇なときにこの記事に追加するかもしれません。
あと、2018 以前のバージョンを利用している場合、予定どおりライセンス発行も終了したようなので、バージョンアップするか 互換 CADを検討するかしたらいいと思います。
元ネタ記事: youtube