ベクトルイメージをいじるのに便利すぎるフリーソフトウェア Inkscape が Ver 1.1.2 と 1.2 のアルファ版をリリースしたようです。
Ver 1.1.1 からの更新点としては、40以上のバグ修正、11のクラッシュ修正、8つの拡張機能障害の修正、15の改善されたUI翻訳、および改善されたドキュメントを提供。
ということのようです。
以下のような内容があります。
- macOS で 、英語以外のロケールのメニューの見栄えが良くなった。
- win32テーマ 表示の見た目と機能の改善。
Ver 1.2 のアルファ版については、実際に触ってないので元ネタを噛み砕いただけですが、以下のような感じ。
1.2アルファのバナーイメージは上のようになるようです。
(CC-By-SA 4.0レイオリヴェリア)
(CC-By-SA 4.0レイオリヴェリア)
Ver 1.0 以降、結構アクティブに開発が進んでいるように思われますが、1.2 では待望の機能と主要なUXの変更が行われているようです。
強化点のピックアップ
- 複数ページのドキュメントをサポート
マルチページサポートが出来たことで、ペライチドキュメント以外にも使いやすくなりそうです。PDFのインポートもまとめて行えるようになるのでデータ活用しやすくなりますね。 - カラーパレットが新しく
パレットプレビューが使いやすくなって、マスのサイズ変更とか複数行表示ができるようになってるっぽいです。 - 間隔と整列を補助する新しいスナップガイド
スナップガイドが整列・等間隔配置しやすい形でガイドが出るようになったようです。
他のベクトル系ソフトにあるやつ。 - グラデーションの改善
- バンディング改善
バンディングが発生するようなグラデーションが滑らかなグラデーション表示が可能になったようです。 - パターンの改善
最初と最後の色を動かせるようになったのでグラデーションの色設定を減らせる! - SVGフォントエディタの改善
フォントエディターのワークフローが更新されて、プレビュー、パフォーマンス、および整理度が向上。 - 「レイヤー」ダイアログと「オブジェクト」ダイアログが統合
切り替える面倒が減るかも。 - 編集可能なマーカーとダッシュパターン
ドロップダウンからダイアログに変わって使いやすくなったりしてる。 - 数値スケーリングと移動のための選択可能なオブジェクトの原点
- 単一のダイアログ内のすべての配置オプション
- 構成可能なツールバーとその他の多くの新しいカスタマイズオプション
- その場でタイルパターンを作成するための新しい「コピー」ライブパスエフェクト
- SVGやPDFを含む複数のファイル形式へのバッチエクスポート
ということで、時短的に嬉しい改善内容が結構ありそうです。
なお、UI翻訳の改善に日本語が含まれてないので、 翻訳に貢献したい人はこちらを参照
元ネタ記事:inkscape.org