CADソフトのマイナーアップデートってだいたい不具合修正なんで、基本的に記事にしないのですが、BricsCAD V22.2 はリリース内容がバージョンアップ並みじゃね?ということでメモしておきます。
新機能
- BricsCAD Lite でブール演算(和算、減算、交差)対応
- BLOCKIFY コマンドの強化(パラメトリックブロック対応)
- ブロックを置換コマンドが、パラメトリックブロックをサポート
- .OBJ ファイルに対応
- ブロック編集と参照ファイル編集コマンド中の可視性の変更
- マルチコア対応の強化(VIEWBASE、VIEWPROJ、VIEWUPDATE が処理対象になった。)
- パネルの更新。(QTベースで作り直ししてるっぽい。)
- LAZフォーマット点群へのエクスポートに対応。
- ライブセクション(断面表示)機能で点群もサポート。
- HSPC ファイル(点群系)の IN/OUT対応。
- AMZIGZAG/AMZIGZAG2 の線種に対応。
- LISPファイルの読み込みが30%〜40%高速化。
- LISPコードの実行性能が約5%〜10%向上し、結果としてガベコレ回数も減る。
LISPで何もしなくても早くなるってのは、BricsCADならではって感じです。
ACADとかIJCADは何もしてなくても遅くなってたりするので。
ACAD 互換性向上
- Extfont2.shx の互換性向上
- スプラインフィットした3Dポリラインのグリップ編集対応
- マルチ引出線でフィールドが使いやすく
- 新しいテーブルセル書式設定ダイアログの導入
- Civil3Dデータの互換性アップ。
- AutoCAD Mechanial データの互換性アップ。
互換的に足りない機能とか環境の穴埋めって感じ。
いっぱいありすぎて、時間的にまとめきれないのでリリースノート見るべし。
あと、拙作の GizmoTools は現行の V5.2 で動きます。
元ネタ記事:BricsCAD(Bricssys)の中の人 / bricsys Blog(英語) / リリースノート