IntelliCAD 20周年

ITC のカンファレンスでもお祝いしたっぽい。
なんか ITC ができたおさらいの歴史が掲載されていたので転載。

  • 1998年2月 - Visio の(株)は、非営利の協同組合を形成し、OpenDWGアライアンス(通称ODA、現オープンデザインアライアンス)。 Visio は ODA に AUTODIRECT ライブラリ/ソース(現Tieghaライブラリ)の永久ライセンスを提供。
  • 1998年3月16日 - Visio 社が IntelliCAD 98リリース。
  • 1998年12月 -  Visio 社が ソリューション開発プラットフォームとしてのライセンスに IntelliCAD を発表。
  • 1999年7月 -  Visio 社は、CADプラットフォーム協同組合、IntelliCADの技術コンソーシアム(ITC)の創設を発表。設立定款には、ODA のために確立されたものと類似していた。
  • 1999年9月 - マイクロソフト社が、Visio 社を買収。

備忘録的に、日本における IntelliCAD ベンダーについてざっくりとした流れを書いておこうと思います。
  • 1998~2000年 :各社がそれぞれ IntelliCAD を展開。
    • コスモエレクトロニクス社(cosmo_IntelliCAD)← 事業継承者なしで廃業
    • エバテック社
    • システムメトリックス社
  • 2001年 :エバテック社、システムメトリックス社により IntelliJAPAN社が設立(IJ_IntelliCAD → IJCAD → 2014年以降は非 IntelliCAD な IJCADへ移行で継続中)
  • 2005年 : サイバーデザインラボ株式会社 (XcellicCAD)← 数年で廃業
という感じで、すでに IntelliCAD ベースの製品を出している日本法人は無くなっています。

ITC 自体は、会費の持ち逃げとか存続の危機になるような事件とかあったような気がしますが、なんだかんだで20年間持続して活動できているソフトウェアの非営利団体っていうのはあまりないのではないかと思います。
ITC の歴史は AutoCAD互換CAD の歴史そのものでもあるので、まぁよく続いてるよなとノスタルジックな気分になったりします。

価格体系の変化についていけない企業の多い日本市場では AutoCAD のプレゼンスが下がってきている昨今でありますが、最近だと
  • DGN フォーマットサポート&エディタ対応
  • RVT / RFAフォーマット対応
  • IFCフォーマット対応
なんかのサポートを増やしているので、AuroCAD 互換のポジション以外の BIM、MAP系での使いみちもうっすらと出来ていたりと、あと10年は生き残っていそうなので気になる企業さんは、日本の IntelliCAD ベンダーとして活用してみたら良いと思います。

元ネタ記事:ITC 

2018-08-06

AutoCAD IntelliCAD

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DWG系 CAD チョットワカル。 CAD歴は AutoCAD R13~, IntelliCAD系 4~(BricsCAD含む), AresCAD (PowerCAD時代から),その他 JW_CAD とか国産CAD系諸々。 ブログではCADとCGに関する情報で気になったものをメモ的に取り上げます。 wiki.gz-labs.net / 書籍 / GizmoTools /twitter

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